本研究は、複数の大学の教員が連携して英語学習者の口頭パフォーマンス向上のために実施する、Oral Presentation & Performance(OPP)の教育効果を実証的に検証し、そこでの協働学習を理論化・モデル化すことを主目的とした。初年度はアンケート調査を実施、2年目にはその分析結果を国内の学会で発表するとともに、同年のOPP参加者を対象に半構造化面接法による面接調査を実施した。最終年は面接データの分析結果を海外の国際学会で発表し、仮説モデルの洗練とOPPの教育効果の多角的な検証がなされた。また適切な機材を用いた次の指導に繋がる実技記録法が開発できたことは大きな実践面の成果である。
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