コンピュータ持つマルチモダリティ性をより有効に活用するための外国語学習アプリケーション開発に向けた、理論的、実証的研究を行ってきた。学習が困難とされる前置詞や句動詞の学習を目的としたアプリケーションを開発し、主に2つの学習者要因、情報処理プロセスと母語に着目して効果検証を行った。その結果、必ずしもイメージや動画といった図的情報は、個人要因によって効果の現れるタイミングが異なるものの、より抽象的な(比喩的な)概念を理解する上では個人要因に関係なく効果が現れることが判明した。一連の研究は国内外の学会での発表、及び国際ジャーナル、著書として発表することができた。
|