本研究では、英語コミュニケーションにおいて、敬意、丁寧さ(politeness)、共感(empathy)が関与する言動を対象として、テキスト、韻律、身体言語、発話者の心的態度、空間的・心理的距離の観点から特徴抽出し、コミュニケーション参与者がお互いにどのような空間的・心理的距離をとり、その距離の違いがどのように言語表現の違いに反映されているかを体系的に解明した。また、その結果をマルチモーダル知識データベースとして形式化し、学習者が心的態度、対人関係、空間的・心理的距離の角度から検索できるように構造化することで、英語の知識と実践的コミュニケーション力の獲得を支援する学習システムの構築を行った。
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