2014年は学習環境整備を行った。8月21日に研究の対象となっている留寿都中学校で担当者と研究の概要、スケジュール等の調整を行った。また、事前に購入済みのタブレット端末10台を使用し、9月11日には本学の外国語教育センターと留寿都中学校の間でWiFiを利用した遠隔授業を行った。その間に通信環境(映像、音声等)の不具合やカメラの表示方法を調整した。10月9日には留寿都中学校で英語・異文化理解:ロシアの文化&アメリカを知るというテーマで授業を行った。この授業への参加者は2年生14名であった。また、授業担当者とALT1名も学習支援で参加した。10月15日には対象となる14名に対してレベルテストを実施した。テストの内容はヒアリングを含む総合問題であった。11月28日に2回目の遠隔授業を行った。15分という短い時間であったが、事前に内容やWiFi環境を調整していたため満足できるパフォーマンスであった。2回の遠隔授業で本格的運用の準備が整った。12月15日には11月に完成した「観光英語」デジタル教材の配付をネットで行った。今後この形式で留寿都地域の観光情報に関するデジタルパンフレットや教材作成を行う予定である。 中学校での英語・異文化理解授業・遠隔授業と並行して、教育支援をサポートするためのコミュニティサイトの構築を行った。2014年度は①WiFi環境の整備②使用機材等の確認③クラウドでのコミュニティサイトの構築④タブレットを利用した遠隔授業の開始⑤デジタル教材の開発であったが、その目的は達成されたと考えている。
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