翻訳通訳についての適切な理解や対応ができる能力として「翻訳通訳リテラシー」という概念を提起し、その教育におけるコンテンツとデリバリー方法について研究した。具体的には、翻訳通訳リテラシー科目を日本語と英語で開発、展開するとともに、翻訳テクノロジーに関するリテラシーのオンライン講座を立ち上げた。その実施状況に基づき、翻訳通訳リテラシー教育の基本アプローチ、構成要素、デリバリー方法の具体的提案を行った。研究成果は、論文や書籍、地域社会や国内外の学会での発表を通して発信した。さらに、立教大学で28年度に開始した「サービスラーニングとしてのコミュニティー翻訳通訳」プログラムに本研究の成果を反映させた。
|