第1に、習熟度効果検証のために、G-TELPからTOEICをどの程度推定できるかの検証を行った。より精緻に分析できる手法である一般化線形モデルの当てはまりが最も良かったが、それでも6割程度の説明ができなく、とりわけ、G-TELPのスコアが高いかまたは低い場合の予測値と観測値の乖離が大きくなる傾向が見られた。また、個人差を組み込んだモデルを利用することの必要性が示唆された。 第2に、習熟度別編成に関しては、(1)有効なプレースメンとテストの必要性、(2)より多くの習熟度別クラス編成の必要性、(3)クラスサイズを小さく保つことと受講生の意欲を勘案することの必要性が示唆された。
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