研究課題/領域番号 |
26370735
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
高木 亜希子 青山学院大学, 教育人間科学部, 准教授 (50343629)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 教員養成 / 省察 / ポートフォリオ |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,省察(振り返り)を核とした英語科教員養成課程における履修者の1年間の学びと成長のプロセスを明らかにし,教員養成段階の教師の成長モデルの構築と提案を行うことである。 27年度は、26年度の結果を踏まえ,授業改善をした上で26年度に引き続き文字データ収集と授業アンケートを実施した。具体的には、授業では1年間にわたり電子版で履修者にポートフォリオを作成させ,電子掲示板では毎週授業の振り返りを記述させた。電子掲示板では,お互いに履修者の書き込みを閲覧可能であった。全履修者のポートフォリオの活用状況と掲示板における記述の特徴を明らかにするために、ポートフォリオ及び掲示板の文字データの分析方法として,テキストマイニングを用いた。また,2年間のデータをまとめ,質的研究の準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定どおり、データ収集、分析を行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
担当する教職課程科目の全履修者の中から,複数の履修者を抽出し,彼らが記述した電子掲示板及びポートフォリオの内容の質的分析を行うことで,成長のプロセスを明らかにする。また,履修者への3回の面接調査により,1年間の英語教師としての学生の成長を測定する。分析手法として,Gendlin &Hendricks(2004)が開発し,得丸(2010)が質的研究方法として確立した理論構築法Thinking at the Edge(TAE)を用いる。
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次年度使用額が生じた理由 |
インタビューデータで使用する質的分析ソフトを購入しなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
質的分析ソフトを購入し、データ分析に使用する。
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