本研究では、小学校における英語教育の将来的な教科化へのシフトを見据え、そこに派生するであろう様々な問題点を洗い出すとともに、英語教育を専門としない小学校教員の科目担当に関わる負担軽減を促す意図からブレンディッドラーニング(BL)用教材の体系構築を推進した。ただし、単なるBL教材としての体系構築ではなく、生徒たちの「英語」という異質な言語への「気づき」を促したい意図から、フィンランドの教育、とりわけ初等教育で重視されているMIKSI(なぜ)の理念を拠り所として、教材開発を行いながら体系構築を行った。
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