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2017 年度 実績報告書

発話自動採点システムの開発と英語教育プログラムへの導入

研究課題

研究課題/領域番号 26370746
研究機関早稲田大学

研究代表者

近藤 悠介  早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 准教授 (80409739)

研究分担者 中野 美知子  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 名誉教授 (70148229)
吉田 諭史  早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 助教 (00608838) [辞退]
石井 雄隆  早稲田大学, 大学総合研究センター, 助手 (90756545)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード自動採点 / 発話能力
研究実績の概要

本研究は、学習者の発話の評価を予測する、インターネットを介して受検できる発話自動採点システムを開発し、大規模プログラムにおけるクラス分けテストおよび達成度テストとして導入の可能性を検証するものであった。
過年度において、談話完成タスクを作成し、自動採点に対する受験者の印象に関する調査を行い、自動採点システムの構築手順について検討した。また、作成したタスクを用いて発話データを収集し、本システム導入を検討している英語教育プログラムにおいて授業を担当している教員に実際に評価を行ってもらった。最終年度である平成29年度においては過年度の成果を踏まえ、自動採点システムを構築し、システムの予測精度を検証した。本システムで採用した方法では教員によるスコアとシステムが算出したスコアは74%が一致していた。また、本システムの単語認識率は71%であった。これらの結果から、先行研究に鑑みて、本研究で提案した枠組みを用いてクラス分け試験および到達度試験を自動採点システムによって行うことができる可能性は高いと判断した。
本研究では精選した40問の談話完成タスクを用いて2399発話を収集し、発話自動採点システムを構築したが、様々な理由から本研究に使用しなかったタスクがあり、さらには、評価が付与できなかったことから、システム構築に使用しなかった発話が多数ある。今後はこれらの発話を利用してさらに精度の高い自動採点システムを構築する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 英語学習者の発話自動採点システムの開発と英語教育プログラムへの導入可能性の検討2017

    • 著者名/発表者名
      近藤悠介, 石井雄隆
    • 雑誌名

      Language Education & Technology

      巻: 54 ページ: 23-40

    • 査読あり
  • [学会発表] テクノロジーと教育・学習・評価-自然言語処理・学習支援システム・自動採点の観点から-2017

    • 著者名/発表者名
      石井雄隆, 金丸敏幸, 小野雄一, 近藤悠介
    • 学会等名
      外国語教育メディア学会(LET)関東支部第139回(2017年度秋季)研究大会
    • 招待講演
  • [図書] ICTを活用した英語アカデミック・ライティング指導―支援ツールの開発と実践―2017

    • 著者名/発表者名
      水本篤, 染谷泰正, 山本敏幸, 浜谷佐和子, 小山由紀江, 近藤悠介, 今尾康裕, 大野真澄, 濱地亮太, 名部井敏代, 山西博之
    • 総ページ数
      124
    • 出版者
      金星堂
    • ISBN
      4764711672

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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