本研究は①文献調査とヒアリング、②現地調査、③討論と成果公表──という3点を基軸として研究を進めた。英語学習を目的とするアジア諸国への留学(「アジア英語留学」)が拡大している趨勢を踏まえ、その動向・実態を明らかにするとともに、日本の英語教育への示唆・インパクトについて検討した。具体的には、「アジア英語留学」の送り出し国(主に日本)・受け入れ国の外国語教育制度と社会言語学的状況、学習者の属性・動機・目的などを詳らかにした上で、言語観の変遷、送り出し国の英語教育制度・政策などに比較的かつ総合的に考察した。研究成果として、論文等5件、学会発表11件(内、国際的研究発表7件)を挙げることができた。
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