本研究は、現状では未だ国内での戦略的活用が十分になされていないと考えられる、大学英語教育及びそれに関連する業務の外部資源の活用(アウトソーシング)に着目し、適材適所で外部リソースを活用する場合、どのような場面を想定し、どのような選定基準を設けることで、組織・機関の英語教育の質を総合的に高めることができるのかを検討する基礎研究であった。本研究は、戦略的に外部資源を取り入れることで、米国をはじめとする諸外国の大学英語教育や、広く日本の企業の多くで日常化しつつある「コーソーシング」による利点を活かした理論構築とケース分析を試みたものであり、同時にプロトタイプとしてモデル事業を実施し、知見を集積した。
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