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2014 年度 実施状況報告書

第二次世界大戦期、米英両国の世界地理認識の比較研究―地図史研究の方法論を用いて―

研究課題

研究課題/領域番号 26370870
研究機関大妻女子大学

研究代表者

高田 馨里  大妻女子大学, 比較文化学部, 准教授 (40438172)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード第二次世界大戦 / アメリカ合衆国 / 対外政策 / 地図史学 / カートグラフィ
研究実績の概要

基盤研究(C)申請の際に提出した研究計画に基づく研究活動として、第一に、2014年8月に、アメリカ合衆国国立公文書館で一次史料調査を行った。調査したのは、課題として扱う第二次世界大戦期のアメリカ戦略情報局の地理局史料、Record Group 226、ならびに地理局が作成した地図コレクション、Record Group 77である。
第二に、課題に関連する欧文文献の調査を行い、必要な文献を新刊・古本などで入手した。
第三に、これらの一次史料調査・二次文献調査に基づき、本学紀要『大妻比較文化』第16号(2015年)に研究成果として、「地図から読み解くアメリカの戦争―第二次世界大戦期、アメリカ軍の『標的地図』―」(pp. 62-71)を発表した。
第四に、史料・文献継続的な史料の分析、二次文献調査の成果として、2015年5月16日から17日に富山大学で開催される日本西洋史学会の現代史部会2において、「地図化される世界―第二次世界大戦期、米戦略情報局の地図作成部門の組織化とその役割」という学会報告を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

基盤研究(C)申請書の研究計画にほぼ沿って研究を遂行している。海外史料調査・文献調査のみならず、成果として論文を発表、学術大会で発表も行うなど、当初の計画通りに進んでいる。

今後の研究の推進方策

今後の研究計画として、基盤研究(C)の研究計画に基づき、2015年度夏季にイギリス、国立公文書館ならびに大英図書館で一次史料・二次文献調査を行う予定である。その調査結果に関しては、すでに2015年10月に開催される政治経済学・経済史学会で、パネル報告を行う計画である。

次年度使用額が生じた理由

昨年度、航空機運賃が比較的安く、旅行日程が若干短かったため差額が生じた。

次年度使用額の使用計画

本年度は、差額分に関しては、2015年度日本西洋史学会(富山大学)での発表の旅費として使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 地図から読み解くアメリカの戦争―第二次世界大戦期、アメリカ軍の「標的地図」2015

    • 著者名/発表者名
      高田馨里
    • 雑誌名

      大妻比較文化

      巻: 16 ページ: 62―71

    • DOI

      ISSN 1345-4307

    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] 地図化される世界―第二次世界大戦期、米戦略事務局の地図作成部門の組織化とその役割2015

    • 著者名/発表者名
      高田馨里
    • 学会等名
      日本西洋史学会
    • 発表場所
      富山大学
    • 年月日
      2015-05-16 – 2015-05-17

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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