研究課題
基盤研究(C)
本研究では、社会主義後のベルリン東部、プラハ、ブダペストにおける都市再生について比較したところ、社会主義体制下にて没収された資産の取り扱いにより差異があった。資産を所有者へ返却した、ベルリン、プラハの良好な住宅地ではジェントリフィケーションが進行した。ブダペストでは資産を居住者に安価で売却したため、建物の老朽化が問題となった。外国資本による新築の共同住宅は、地域の歴史的文脈に調和しないものが建てられるという問題がある。
都市地理学