1950年代以後の中国は、葬儀場と火葬場は福祉施設と位置づけられ、設備簡単で料金が安かった。1990年代に、上海の葬儀関係者たちは、充実なサービスと高価な納骨場所を提供するに対して相応な料金をもらうと、葬送業を一般企業として立ち上がった。次第に全国的に葬送産業を形成した。本研究は、国有の福祉型から産業型への転換をいち早く達成した上海市葬送産業の形成と構造を解明することを研究目的にしている。3年の間、企業と市民に対する聞き取りとアンケート調査の結果により、上海市の葬儀場と火葬所、霊園の分布や営業内容の実態を把握したうえ、大都市上海の人々は時代の変化に適応し葬送への需要などを明らかにした。
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