研究課題
基盤研究(C)
多文化主義を標榜する韓国において、韓国の華僑の暮らしは決して平凡なものではない。韓国政府と国民からの弾圧や迫害に会い、1970年代に入って、韓国の華僑はさらなる新天地を求めて多くは海外移住の道を選んだ。韓国の華僑が置かれている政治的状況は世界的に見ても、類例のないほど極めて特殊である。そのため、彼らの立場がきちんと理解されることはほとんどなく、無国籍に近い状態で世界中を放浪している。この研究では、韓国の華僑の極めて特殊な法的・社会的地位について、社団の再生過程を中心に追った。
文化人類学