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2019 年度 研究成果報告書

裁判・仲裁・調停・和解の相互関係:日英米の比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26380017
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 基礎法学
研究機関立教大学

研究代表者

溜箭 将之  立教大学, 法学部, 教授 (70323623)

研究分担者 板持 研吾  神戸大学, 法学研究科, 准教授 (20632227)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2020-03-31
キーワード裁判 / 多数当事者訴訟 / 法の伝播 / フィデューシャリー / 会社法 / 信託法 / エクイティ
研究成果の概要

本研究の中核となるのは、研究代表者の単著『英米民事訴訟法』(東京大学出版会2016年)によるイギリスとアメリカにおける民事裁判手続の包括的な研究と、研究協力者の一連の単著論文「デラウエア会社判例理解のための手続法的基礎」(旬刊商事法務2019-20年)によるアメリカ・デラウェア州の会社法の基礎となる手続法の研究である。
研究代表者は2016年から17年にかけてアメリカ・ハーバード大学で、研究協力者は2019年から21年(予定)にかけてイギリス・ケンブリッジ大学で在外研究を行っており、現地滞在中から帰国後に信託やフィデューシャリー・デューティーにかかわる分野で、邦文・英文で論文を公表できた。

自由記述の分野

英米法

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究代表者と共同研究者の研究は、英米で伝統的にエクイティとよばれる分野における実体法と手続法の交錯を中心に、充実した成果を上げることができた。英米のエクイティの分野では、会社法や信託という重要な法が発展し、フィデューシャリー・デューティー(信認義務)とよばれる現代における重要概念が現在進行形で論じられている。コモン・ローとエクイティの区別を知らない日本で、手続と実体両面で知見を広げられた点で、意義は大きいと考えている。
日本における法の発展を英文で発信できたことも、本研究の重要な成果である。国境を越えた法の発展と変容という大きなテーマを見据えつつ、今後とも研究と海外発信を続けてゆきたい。

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公開日: 2021-02-19  

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