研究課題
基盤研究(C)
現代ミャンマー法の特質について、インド法を比較対象として、比較法学的見地から検討を行った。基礎資料としては「ビルマ法典」と「インド法典」を用い、同時にこれまで制定された憲法に基づいて、法制度の発展と社会文化との関係、あるいは統治機構の変容と憲法の関係性について考察した。元来イギリス植民地被統治国であるところ、法制度の発展には大きくはないものの、差異が生じたことが明らかにされた。また、ミャンマーにおける立憲主義の発達について、今後司法制度の持つ意義が小さくないことを示した。
アジア法