本研究は、サイバースペース(ないしインターネット)というメディアを表現の自由の観点から考察するものである。特にこの3年間は、(これまで研究を進めてきたテーマのほか)(1)インターネットにおける選挙運動・電子投票、(2)身元識別情報の開示、(3)インターネット上のヘイトスピーチ、(4)グーグル・ストリートビューに関する諸問題についても検討を行った。 また、検討の際には、アメリカを比較対象としたほか、EU・ドイツ・フランス・フィンランド・韓国・オーストラリアの制度についても可能なかぎり調査し、研究に厚みが出るよう工夫した。
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