研究課題
基盤研究(C)
本報告にかかる研究においては、医療行為における「自己決定(権)」をめぐりその判定に特に困難が伴うとされる高齢者患者について、先進的な議論がなされているドイツやスイスの状況の検証のもと被害者の(推定的)承諾論、代行同意(代諾)、治療の拒否の自由の問題等も含めてこれを考察し、法的枠組み策定の議論が緒についたばかりであるわが国の今後の法整備のあり方の指針を模索し、一定の方向性を得て、これを世に問うたものである。
刑事法