国内においては、例外的試みを除き、従来ほとんど探究されてこなかったリベラルアーツ法学教育の原理と方法論について、本研究課題の遂行はいくつもの新しい視点と教育方法の発見と創出をもたらした。この成果の公表は、国内におけるロースクールを除くすべての法学教育の現場に有効なインパクトを与えると期待できる。とりわけ、法学部の将来的方向性について高度な示唆を与えることになろう。 さらに広い視野のもとで本研究課題を位置づけるならば、アクティブラーニング論や、シチズンシップ教育論に対しても、法学教育サイドから固有の貢献をなすことにつながるだろう。
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