研究課題
基盤研究(C)
本研究では、総体として非民主的と見なさざるを得ない政治体制でありながら、大統領や国会議員などの選出に当たり、競合的な選挙を定期的に実施して来ているイラン・イスラーム共和国体制において、その競合的な選挙の背景と意義を、ペルシア語資料と現地調査に基づき、比較民主化過程研究の観点から分析した。研究の主な成果は「イランにおける制度的弾圧と一般国民―抑圧的体制下の争議政治としての競合的選挙―」という論考に纏め、共著本の分担執筆章として最終年度に出版した。
比較政治学(比較民主化論、比較政治体制論、争議政治)、イスラーム国家論