研究課題
基盤研究(C)
イタリア国立公文書館でファシズム時代のアフリカ・アラブ植民地支配に関するの資料を調査するとともに、関連する研究書を参考に研究を進めた結果、次のことが明らかになった。第一にファシズム指導者のアフリカ観は「文明と未開」の対立という植民地主義的な性格のものであったこと、第二にファシズム体制は英仏との対抗のためにアラブ地域の利用を企図していたこと、第三に、北部同盟のアラブ・アフリカ観は、他律的脱植民地化の結果、第一の面と連続していることなどが分かった。
西洋政治史