本研究においては。戦略環境の変化が与える日米同盟の展開を、沖縄の施政権返還時の同盟から位置づけ直すことにあった。最終的な成果報告は、日米の公文書資料の整理とそれらに基づく研究へと突き進んだ。とりわけ、日本の外務省記録公開は研究する側を期待と混乱を招いてきたからだ。その成果が、資料編に登場する沖縄関係外務省記録の一覧である。外交記録を整理し保管し閲覧を行なっている外交資料館には、沖縄関連と呼べる記が389冊(一つのフォルダーに綴じられている)ある。それらのページ数は、92613コマ(CD-ROMにて公開されたので、コマという単位を使用)となる。
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