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2017 年度 研究成果報告書

1950年代中葉の中東における冷戦と脱植民地化

研究課題

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研究課題/領域番号 26380224
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 国際関係論
研究機関東北大学 (2016-2017)
関西外国語大学 (2014-2015)

研究代表者

池田 亮  東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (60447589)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード冷戦 / 脱植民地化 / 北アフリカ / 中東 / 西側同盟 / フランス / イギリス
研究成果の概要

本研究は、1950年代半ばから進行した植民地独立が、それ以前から進行していた脱植民地化とは異なって、第三世界地域の人々の政治的権利を目指したものではなく、国家機構の介入による経済成長の達成が目標だったと議論した。しかしその目標は達成されず、旧宗主国とアメリカによる西側同盟を中心とする勢力圏に組み込まれたことも指摘した。さらに、米ソが第三世界情勢に介入したのは多くは旧宗主国による脱植民地化が安定的に進行しなかった事例であり、旧宗主国の失敗をみてソ連が影響力を伸長させるのを防ぐことがアメリカの目標であった。冷戦期を経て、旧植民地では西側資本主義に支配されたまま主権国家体系が移植されたのだと言える。

自由記述の分野

国際政治史

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公開日: 2019-03-29  

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