研究実績の概要 |
引き続き、当初想定したサブテーマに基づいて研究を進め、以下の状況である。 1, 「幸福度とライフサイクル」の観点から研究を進め Journal of Happiness Studies にて出版された "The Financial Burden of Having Children and Fertility Differentials Across Development and Life Stages: Evidence from Satisfaction Data” (松浦司氏と共著) は第19巻に掲載された。 2. 「幸福度とライフサイクル」の観点から作成した ”Son Preference and Life Domain Satisfaction ” (寺村絵理子氏、萩原里紗氏、佐藤一磨氏と共著) をアメリカ人口学会 (PAA) の前に行われた国際人口学会 (IUSSP) の Workshop on Subjective Well-being and Demographic Events (Chicago, USA)、日本人口学会 (東北大学)、幸福度の国際学会であるISQOLS Annual Conference (Innsbruck Austria) にて報告した。 3, 幸福度研究と生活史理論の理論フレームワークの整合性を分析した “Biological and Economic Approaches Towards Behavior Along the Life Course” (Michael Kuhn 氏と共著) は投稿中である。 4, 幸福度研究と生活史理論の整合性を実証面から考察した "Life Dissatisfaction Over the Life History: Dissatisfaction as a Driver of Behavior" は投稿中である。 5, 上記4の発展版として、幸福度研究を生物学のフレームワークで考察しつつ、「幸福度を最大化するという行動が本当に幸福をもたらすか?」という問いを立て、研究を進めている。
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