研究課題
基盤研究(C)
主な成果を3つに絞って報告する。(1)経済変数間の因果関係の序列を探索する方法を開発した。その成果は金融の量的緩和(マネタリーベースの拡大)政策がどのような波及経路をたどっていくかなどの検証に用いることができる。(2)高頻度ファイナスデータの挙動を表す時系列モデルの研究。その成果は金融資産のリスク管理などに応用できる。(3)バブルの発生・消滅過程を表す統計モデルの構築に関する研究。その成果は金融資産のリスク管理、国レベルの金融動向の早期把握などに応用できる。(4)以上の成果に関する統計学の理論的基礎に関する研究。これらの成果によって(1)~(3)の成果の理論的信頼性を高めることができた。
計量経済学