日本の技能実習生制度の目的は、展途上国の工業化の発展に必要とする日本の技術を教えることである。しかし、過去4年間で実施した国内外の資料・実態・聴き取り調査で明らかになったのは、同目的の達成は不可能であったことである。しかし同制度は、アジア諸国の低所得者層の人的資源育成と貧困軽減のために多大な貢献する持続可能な戦略になっていることは、帰国実習生対するアンケート・聴き取り調査で証明された。特に、貧困層の「エンタイトルメント」、いわゆる実習生が持つ労働力や物的資源を活用できる「ケーパビリティ」を発展させる主な方法として、日本の「技能実習制度」は非常に高いレベルの貢献していることが明確になった。
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