研究課題/領域番号 |
26380326
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
村田 安寧 日本大学, 総合科学研究科, 教授 (40336508)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 独占的競争 / 所得効果 / 競争促進効果 / 企業淘汰効果 / 企業の異質性 / 産業の異質性 / 部門内の歪み / 部門間の歪み |
研究実績の概要 |
独占的競争の一般均衡理論では,Dixit and Stiglitz (1977)の所得効果,Krugman (1979)の競争促進効果,Melitz (2003)の企業淘汰効果が中心的な役割を果たしてきた。これら三つの効果を同時に考慮した多部門からなる独占的競争の一般均衡理論を開発した。市場均衡と最適な資源配分を解析的に分析し,部門間・部門内の歪みを定性的に明らかにした。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
多部門モデルを解析的に解くことができたため。
|
今後の研究の推進方策 |
部門内・部門間の歪みを定量化し,市場均衡と最適な資源配分の乖離は,どの程度の厚生損失を生み出しているのかを明らかにする。
|
次年度使用額が生じた理由 |
多部門モデルを解析的に解くことができたため。
|
次年度使用額の使用計画 |
市場の歪みの定量化に用いる予定である。
|