研究課題/領域番号 |
26380326
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
村田 安寧 日本大学, 総合科学研究所, 教授 (40336508)
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研究協力者 |
BEHRENS Kristian
MION Giordano
SUEDEKUM Jens
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 産業の異質性 / 企業の異質性 / 独占的競争 / 一般均衡 / 最適配分 / 市場の歪み / 過剰参入 / 厚生損失 |
研究成果の概要 |
産業と企業の異質性を考慮した独占的競争の一般均衡モデルを構築し,市場均衡と最適配分の乖離を定性的・定量的に分析した。産業間・産業内の歪みは,効用関数の弾力性,相対的危険回避度,生産性分布関数の形状により特徴づけられることを明らかにした。さらに,イギリスとフランスの企業レベルの雇用・収入データと産業レベルの投入・産出データを用いてモデルを定量化することにより,産業間の労働配分や企業参入の非効率性と産業内の企業淘汰や生産の非効率性による厚生損失はGDPの6%から10%程度に相当することを明らかにした。
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自由記述の分野 |
国際経済学,都市経済学,独占的競争,局所化
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,Dixit and Stiglitz (1977)以降,40年以上にわたり定性的に研究されてきた独占的競争の一般均衡モデルの市場均衡と最適配分の乖離を,多くの国で利用可能なデータを用いて定量化する手法を開発した点において学術的・社会的に意義があると思われる。
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