日本で初めての月次の民間調査機関の予測集計「ESPフォーキャスト集計」の特性を多角的に分析し、日本経済の先読みに役立つ新たな指標を作成した。具体的には、実績値が公表されるまでの期間の長さと予測の精度、機関ごとの予測のばらつきの関係などの特性を分析した。その特性を生かして、GDP速報値をその公表前に予測する「ナウキャスティング」の手法を開発し、国内外の学会で発表した。 あわせて、予測対象となるGDP統計の改定のクセやその原因と考えられる推計手法の問題点などを分析するリヴィジョンスタディも行い、国内学会で発表、研究雑誌に公表した。
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