研究課題/領域番号 |
26380345
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
稲葉 浩幸 近畿大学, 経営学部, 教授 (80309343)
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研究分担者 |
安酸 建二 近畿大学, 経営学部, 教授 (00309494)
浦上 拓也 近畿大学, 経営学部, 教授 (10351561)
上小城 伸幸 近畿大学, 経営学部, 准教授 (20411572)
中岡 孝剛 近畿大学, 経営学部, 准教授 (50633822)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 規制企業 / 国際研究者交流(スペイン) |
研究実績の概要 |
本研究は、人口減少化社会を迎えた日本における被規制企業のコストマネジメントに関する実証分析を行うことを目的としている。 我々の研究グループは平成28年度において、まず近畿大学において水道事業研究セミナーを開催し、水資源機構経営企画部熊谷和哉氏、立命館大学清水聡行氏、桃山学院大学田代昌孝氏を招いて研究発表および講演を実施した。本研究セミナーにおいては学術的な研究成果を実務界へといかにフィードバックしていくか等についてもディスカッションを行った。 また、研究分担者の浦上はスペインのナバラ国立大学を訪問し、ナバラ国立大学経済経営学部 Pablo Arocena 教授と英国ラフバラー大学経済学部 David Saal教授へインタビュー調査を行った。本調査では日本の水道事業のデータを使用した市町村合併が技術効率性に与えた影響に関する実証分析について議論した。一方、稲葉を中心とする浦上および中岡のグループは日本の損害保険業における範囲の経済性および生損保の相互参入に関する実証分析に取り組んでおり、その研究成果の一部として2017年3月にイスラエルのテルアビブで開催された 7th Economics & Finance Conference において中岡による論文発表が行われた。 さらに、中岡と上小城による研究成果として2017年3月に近畿大学『商経学叢』第63巻第3号において論文「多角化戦略の動機とその経済的帰結に関する既存研究の検討」を発表、安酸は2017年6月に出版予定の編著『販管費の理論と実証』(中央経済社)において研究成果の一部を公表する予定である。 以上、平成28年度の研究実績は予定通り順調に進められている。また、本研究プロジェクトによって得られた研究成果の一部についても今年度から公表しており、今後も継続して研究成果を発表していく予定である。
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