研究課題
基盤研究(C)
本研究は、財政政策から生じる将来の世代間の経済的な不均衡の状況をよりわかりやすく提示するために、世代会計の果たす役割や指標提示の条件について明らかにすることであった。本研究では、世代間の不均衡の最も大きな要因の1つである年金財政の評価について、平成26年財政検証報告を用いて、その提示されている代替率の指標は代表的な年金受給世帯の評価としては適切性に欠くことを定量的に明らかにした。また、地方財政の評価としても、現状の財政評価指標は不十分さを持っていることを明らかにした。
加齢経済学