研究課題/領域番号 |
26380403
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
宮越 龍義 法政大学, 理工学部, 教授 (60166139)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 公共財の配置 / アジア金融市場 |
研究実績の概要 |
(i)27年度の理論研究の不備を是正し改良した。また(ii)公共財をどこのノードとエッジに配置するとコストが最小になり、そのネットワーク経路は何であるかを分析した。さらに、どんな金融公共財がコスト削減に有効かを検証した。これらの研究成果はこれまで数々の学会で報告され、今年度に加筆修正のうえ下記の雑誌に掲載された。Japan and the World Economy,Journal of the Japanese and International Economies, Applied Economics, International Review of Economics and Finance. これらの論文は、本研究の目的が「アジア金融市場においてコストを削減すべく、金融公共財すなわち国際金融機関・格付機関・多国間共同国債市場をどのように配置すべきか」であることから、アジア金融市場を対象とした理論・実証研究の論文である。詳しくは研究業績を見よ。 しかし、すでに期間延長を申請したように、(iii)金融危機が発生しないように事前にコストの下がるところに金融公共財を配置するという安定化政策を提案することは来年度に残された課題となり、さらに、本研究の最終報告とその取りまとめ、さらには、成果発表は来年度のAsian Meeting of Econometric Society (June, 2017 at Hong Kong)さらには、Annual Conference on Pacific Basin Finance, Economics, Accounting, and Management(November,2017,Singapore)で予定されている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
補助事業期間延長承認申請書で述べられた理由による。
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今後の研究の推進方策 |
次の点が遅れていることから次のように改善し研究を推進していく予定である。 金融危機が発生しないように事前にコストの下がるところに金融公共財を配置するという安定化政策を提案することを来年度の課題として、本研究の最終報告を取りまとめ、さらには、それらの成果発表を来年度のAsian Meeting of Econometric Society (June, 2017 at Hong Kong)さらには、Annual Conference on Pacific Basin Finance, Economics, Accounting, and Management(November,2017,Singapore)で報告予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
補助事業期間延長承認申請書に述べられている理由により、研究計画が予定より遅れ、さらに、支出計画も予定よりも遅れたことにより、次年度使用額が発生した。
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次年度使用額の使用計画 |
来年度の課題の遂行と本研究の最終報告を取りまとめるべく、それらの成果発表を、Asian Meeting of Econometric Society (June, 2017 at Hong Kong)さらには、Annual Conference on Pacific Basin Finance, Economics, Accounting, and Management(November,2017,Singapore)で行う予定のため、その際の旅費として使用する。さらには、学会誌への論文投稿費用として使用する。
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