本研究は、Webアンケート(インターネット)調査によって、投資経験を有する個人投資家を対象として、年齢や所得、学歴等の主要なデモグラフィック属性、金融商品への投資に関する意思決定、将来の物価変動率予想等を調査し、行動ファイナンスの観点から特徴を捉えようとするものである。継続的に収集・蓄積した調査データの分析の結果、個人投資家の基本的な意思決定ならびに不合理行動の傾向や将来の物価変動率予想の変化等について、統計的に有意な関係・変化を確認することができた。また、これらの研究を踏まえて、投資教育・リテラシーに関する今後の研究の可能性について言及することができた。
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