研究課題
基盤研究(C)
戦後のフランス石炭産業は、政府による国内炭鉱の国有化と経済計画のもとに再建が実施されるとともに、1952年に結成されたヨーロッパ石炭鉄鋼共同体のもとでヨーロッパ・レヴェルでも産業の再建、育成と石炭の生産と調達が実施されてきた。本研究では、そうしたフランス石炭産業の戦後再建と発展、さらには1950年代末以降の石炭から石油へのエネルギー転換にともなって生じた採炭地域の産業構造の転換について、同政府とともに共同体も一定の果たした役割を解明した。
社会科学