研究課題
基盤研究(C)
WTO(世界貿易機関)のTBT(貿易の技術的障害)協定が1995年に発効した。同協定は、各国の標準が非関税障壁とならないことを目指し、WTO加盟国に対して国際標準を用いるよう強く勧告している。本研究は「標準化」という新しい視点から米国貿易政策史の分析を試みたものである。米国は1960年代より海外市場拡大のために貿易政策の一環としての標準化に取り組むことの重要性を認識し始めた。以降、米国はISO(国際標準化機構)といった国際標準化組織でのプレゼンスをますます強めようとして現在に至っている。
経済史