研究課題
基盤研究(C)
本研究の主な目的とは、既存の経営資源の深化を追求する「活用型」の組織能力と、新たな経営資源の探索と創造を追求する「探索型」の組織能力に焦点を合わせ、これらの組織能力がいかにして経営成果を創出するのか、中長期的なタイムスパンを前提とした経時分析を行うことである。分析結果として、第一に、活用と探索には自己強化的に組織の慣性力が作用すること、第二に、外部環境変化の状態に関わらず、活用が経営成果を促進する一方で、探索は経営成果と有意な負の相関を示すことが確認された。
経営学