組織心理学の新たな指標としての組織市民行動について組織文化や職務特性といった組織レベルを調査し、これらの規定要因の直接的・間接的な因果関係を構造方程式モデルにて明示し、モデルの有効性を確認する実例検証をおこなった。 平成26年度には組織市民行動および従来研究されてきた本研究の対象となる組織文化・職務特性についての文献サーベイをおこない、これらを踏まえ、アンケート計画し、パイロットサーベイを行った。 平成27年度は、上述のアンケート計画に基づいた調査の実施・集計を行い、データを活用して、組織市民行動と職務特性、職務満足、職業性ストレス、組織文化等の因果関係について統計解析手法の1つである構造方程式モデリングによりこれらの因果関係についての分析を実施し、研究結果について随時学会報告、論文作成・発表等を行った。 平成28年度については上記の研究結果を論文にまとめ随時発表を行った。
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