本研究では、第1に、職業集団によるプロ化推進を、教育・訓練と仕事の自律性という2要因の観点から、企業評価という具体的指標に基づき実証した。その結果、2要因ともに拡大・増加しするにつれて、職業集団によるプロ化は推進されていることが判明した。第2に、職業集団が製薬各社に及ぼす効果を分析した。その結果、利益率の高い製薬会社がより多くのMRを雇用し、教育の制度が充実していることが判明した。 本研究では、職業集団がMRのプロ化を促進することによって、MRが所属する企業評価を向上させるという結果を予想した。その結果、製薬会社の大手企業ではそのようなMRが企業評価に貢献すること見出すことができた。
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