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2017 年度 実績報告書

知財のロイヤリティ・フリーの進展とその動態的構造に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 26380500
研究機関富山大学

研究代表者

内田 康郎  富山大学, 経済学部, 教授 (90303205)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード国際標準 / 知財 / 業際化 / 多国籍企業論 / 国際ビジネス / 無償化
研究実績の概要

本研究が対象としているのは、知財を活用する際の領域を、地域的な分類(ヨコ軸、すなわち「特定国」か「国際的」か)と事業内容上の分類(タテ軸、すなわち「特定業界」か「業際的」かという視点)の2軸により整理したうち、国際的にも業際的にも活用する領域に設定している。すなわち、本研究の対象は、知財の「国際化」と「業際化」の双方が同時に志向される領域となり、これは既存の研究では手つかずになっている。その領域に設定した上で、以下の三点について本研究は進められてきた。①「知財の国際化」と「知財の業際化」という特徴を持った標準化プロセスが、「ユーザー主導」となり、そして「無償化」が進む一連の現象について、その動態的構造の解明、②「知財の無償化」という現象がライセンサに対してどのような意味をもたらすか、③「知財の無償化」の進行を踏まえた上でのライセンサの収益化までのプロセス、以上である。
こうした問題意識を持ちながら進められた本研究からは、以下5点について一定以上の成果がみられた。①競争優位の源泉となる知財の意義の明確化、②「ライセンサ主導」と「ユーザー主導」の本質的な違い、③「知財の業際化」と「ユーザー企業の収益化」に関する課題、④「知財の無償化」と「ライセンサ企業の収益化」に関する課題、⑤「国際ビジネス」と「業際ビジネス」の同期化がもたらす真の意味、である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Royalty Free of Intellectual Property and Inter-industrialization of MNEs2017

    • 著者名/発表者名
      Yasuro Uchida
    • 雑誌名

      Japan MNE Insights, Japan Academy of Multinational Enterprises

      巻: Vol.4 ページ: 1-8

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 知財の無償化と多国籍企業の業際化2017

    • 著者名/発表者名
      内田康郎
    • 学会等名
      多国籍企業学会全国大会

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公開日: 2018-12-17  

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