研究実績の概要 |
(1)渉猟調査の実施:松田と研究協力者の従来の研究成果等を対象に、本研究の目的に関する理論的な研究、予備調査、病院事例の収集等を継続して渉猟した。具体的には、関連する文献・論文・実務書・新聞雑誌記事等を渉猟し、本研究の位置づけ・論点・予想される結論や含意等を対照することである。これはかなりな部分においてできた。 (2)調査分析結果の検討:主に2014年に実施、2015年に公表したアンケート・インタビュー・観察調査に続いて、2016年にもアンケート調査を行った。これは、主に九州・中部・東海・関東圏の病院約2,000を調査対象にして行った。結果的には、前(2014年)調査と対照して大きな差異は見出せなかった (3上記に基づいて、2016年9月24日午後1~4時、岡山大学津島キャンパス総合文化科学棟2階共同研究室において、「チーム医療マネジメント研究会~事例報告とディスカッション」を行った。具体的には、3名(病院)の事例報告(副院長、看護部長、事務長)、会場参加者(約40名)との質疑応答を行い、チーム医療の活用マネジメントについて、多くの知見を共有することができた。これについては、報告書『チーム医療マネジメント研究会~事例報告とディスカッション』として2016年12月に関係者約100名に配布した。 (4)学会等報告①2016年12月3日に中四国商経学会(於・広島大学)にて本テーマに関連する内容を川上(松田連名)が報告した。②台湾交通大学での報告:2016年12月17日に国立台湾交通大学管理研究所にて本テーマを人的資源管理に関連付けて、院生約40名を対象に松田と川上が報告した。 (5)諸調査結果の成果公表:2014年に実施したアンケート調査およびインタビュー調査の結果について、それぞれ報告書を作成し、さらに『岡山大学経済学会誌』への掲載を行った(以下、研究発表欄参照)。
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