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2016 年度 実績報告書

働きがいの規定要因としてのソーシャル・キャピタルと人材マネジメント

研究課題

研究課題/領域番号 26380514
研究機関首都大学東京

研究代表者

西村 孝史  首都大学東京, 社会科学研究科, 准教授 (40508462)

研究分担者 西岡 由美  立正大学, 経営学部, 准教授 (30369467)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードソーシャル・キャピタル / 人材マネジメント / 成果主義 / 高業績ワークシステム / 戦略的人的資源管理 / 社会ネットワーク / 人的資本 / 柔軟性
研究実績の概要

2016年度は,学会発表1回(招待)「ソーシャル・キャピタルの規定要因としての人材マネジメント-3時点データを用いた因果の検討-」(第27回,日経企業行動カンファレンス)と論文1本(西村 孝史・西岡 由美(2016)「ミドルマネジャーの戦略的役割 階層性と時間差効果」『一橋ビジネスレビュー』 Vol.64, No.1 pp.62-73.)の刊行,ならびに研究内容に関連する記事を3本執筆した。また,インターネット調査を2本実施した。
「ソーシャル・キャピタルの規定要因としての人材マネジメント-3時点データを用いた因果の検討-」では,3時点で収集したデータを用いてソーシャル・キャピタルと職場業績の関係性を明らかにすると共に,成果主義とソーシャル・キャピタルの関係性を検討した。その結果,第1に,ソーシャル・キャピタルが職場業績に寄与するという構造であること,第2に,成果主義がソーシャル・キャピタル形成に正の影響を与えること,の2点が明らかになった。
「ミドルマネジャーの戦略的役割 階層性と時間差効果」では,企業の人事部からの回答に加えて調査年から7年後までの財務データを結合し,組織パフォーマンス(1人当たり経常利益および新卒大卒3年以内の離職率)に与える影響を検討した。分析の結果,ミドルの役割のうち長期的な財務パフォーマンスには,情報伝達の役割が直接的な影響を有するのに対して,部下育成が差別化戦略を採用している時に短期的な財務パフォーマンスを高めることが明らかになった。また,部下育成の役割が,大卒新卒採用者の3年以内の離職率の低減に影響を与えることが明らかになった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (4件) (うち謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 職場を強くするためにミドルマネジャーが果たすべき役割と人事管理とは2017

    • 著者名/発表者名
      西村孝史
    • 雑誌名

      OMNI-MANAGEMENT

      巻: 26(2) ページ: 12-15

  • [雑誌論文] 日本型のリーダー開発の構築を目指して―HRMの観点から考える2017

    • 著者名/発表者名
      西村孝史
    • 雑誌名

      人材開発白書

      巻: - ページ: 50-51

  • [雑誌論文] 職場の関係性を再構築する方法論~ソーシャル・キャピタルに注目せよ~2016

    • 著者名/発表者名
      西村孝史
    • 雑誌名

      人事マネジメント

      巻: 2016.5 ページ: 84-85

  • [雑誌論文] ミドルマネジャーの戦略的役割 階層性と時間差効果2016

    • 著者名/発表者名
      西村孝史・西岡由美
    • 雑誌名

      一橋ビジネスレビュー

      巻: 64(1) ページ: 62-73

    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] ソーシャル・キャピタルの規定要因としての人材マネジメント-3時点データを用いた因果の検討-2017

    • 著者名/発表者名
      西村孝史
    • 学会等名
      第27回企業行動カンファレンス
    • 発表場所
      IPC生産性国際交流センター(神奈川県・三浦郡葉山町)
    • 年月日
      2017-03-29 – 2017-03-31
    • 招待講演

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公開日: 2018-01-16  

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