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2016 年度 実施状況報告書

中小企業におけるオープン・イノベーションのメカニズム解明と概念モデルの提示

研究課題

研究課題/領域番号 26380532
研究機関東洋大学

研究代表者

井上 善海  東洋大学, 経営学部, 教授 (00310003)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード中小企業 / オープン・イノベーション
研究実績の概要

本研究の目的は、研究対象を中小企業のイノベーション戦略の中でもオープン・イノベーションに絞り込み、その戦略的なメカニズムを解明することによって、概念モデルを提示することにある。平成28年度は、下記の5項目の研究調査を行った。
①アンケート調査結果の分析・評価(平成28年4月~6月)平成28年1月~3月にかけて実施した、中小製造業1,200社を対象とするアンケート調査の結果分析を行い、研究初年度と2年度にかけて行った事例研究から判明した発見事実の検証をした。②事例研究調査の実施と分析・評価(平成28年7月~平成29年2月)アンケート調査の結果分析をもとに、再度事例研究調査を実施し、アンケート調査結果の深堀を行った。③学会での研究報告(平成28年10月)アンケート調査結果と事例研究調査結果をもとに、日本マネジメント学会第74回全国研究大会において、「中小企業の外部機関との連携」について研究報告を行った。④論文執筆と投稿(平成29年7月、平成29年3月)アンケート調査結果と事例研究調査結果および学会報告をもとに2本の論文を投稿し採用された。「中小企業におけるオープン・イノベーションのメカニズム」(日本マネジメント学会『経営教育研究』第19巻第2号)、「中小企業の外部機関との連携」(東洋大学経営力創成研究センター『経営力創成研究』第13号)。⑤共著の刊行(平成29年3月)東洋大学経営力創成研究センター『スモールビジネスの創造とマネジメント』(学文社)第6章「スモールビジネスのイノベーション」を分担執筆した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

アンケート調査結果による検証結果を事例研究により深堀することができた。

今後の研究の推進方策

予定していた事例調査対象企業の都合により年度内に調査を終了することができなかったため、「科研費補助事業期間延長申請」を行い、平成29年4月~5月に最終調査を終了する予定である。

次年度使用額が生じた理由

予定していた事例調査対象企業の都合により年度内に調査を終了することができなかったため。

次年度使用額の使用計画

平成29年4月~5月に最終調査を終了する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち謝辞記載あり 2件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 中小企業の外部機関との連携2017

    • 著者名/発表者名
      井上善海
    • 雑誌名

      経営力創成研究

      巻: 13 ページ: 5-16

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 中小企業におけるオープン・イノベーションのメカニズム2016

    • 著者名/発表者名
      井上善海
    • 雑誌名

      経営教育研究

      巻: 19 ページ: 45-55

    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] 中小企業の外部機関との連携2016

    • 著者名/発表者名
      井上善海
    • 学会等名
      日本マネジメント学会
    • 発表場所
      流通科学大学
    • 年月日
      2016-10-15
  • [図書] スモールビジネスの創造とマネジメント2017

    • 著者名/発表者名
      東洋大学経営力創成研究センター編(柿崎洋一・松村洋平・小嶌正稔・小椋康宏・董晶輝・井上善海・幸田浩文・小野瀬拡・今井雅和)
    • 総ページ数
      200(83-99)
    • 出版者
      学文社

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公開日: 2018-01-16  

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