研究課題/領域番号 |
26380536
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
富野 貴弘 明治大学, 商学部, 教授 (90366899)
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研究分担者 |
中道 一心 高知大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (60512001)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 実態調査 / 中間成果発表 |
研究実績の概要 |
平成26年度は研究初年度ということで、第1に生産シス テム 論と競争戦略論の中で本研究に関連する先行研究の整理と資料収集を行った。第 2に、製造企業の開発と生産プロセスに関する実態把握を行うために企業調査をいくつか実施した。具体的には、8月にトヨタ自動車のヨーロッパ本部(ベルギー)、プジョーシトロエングループとの合弁工場であるTPCA(チェコ)を訪問した(研究代表者が実施)。また、9月にドイツ(ケルン)で行われたカメラの展示会であるPhotokinaを訪問し、各企業担当者への聞き取り調査を実施した(研究分担者が実施)。第3に、上記の調査で得られた情報をもとに研究成果の外部発信を行った。具体的には、ディスカッションペペーパーの発行と学会報告である。 ・『トヨタのグローバル・サプライチェーンマネジメント』東京大学ものづくり経営研究センターディスカッションペーパー、No.464(http://merc.e.u-tokyo.ac.jp/mmrc/dp/pdf/MMRC463_2014.pdf)、研究代表者が筆頭者として執筆。 ・日本経営学会関西部会第610回例会(2014年12月6日、於:高知大学朝倉キャンパス)にて研究発表。タイトルは「時間サイクルを軸にした競争力」(研究分担者が実施)。 ・7th International Supply Chain Management Symposium and Workshop(2015年3月28日、於:浙江大学)にて研究発表。タイトルは、「Automobile company global supply chain management: Case study of Toyota」(研究代表者が実施)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データ収集、調査、中間成果発表と、ほぼ当初計画していた通り順調に研究を進めることができた。 ただし、分析フレームワークの構築に関してやや難航しており次年度の課題としたい。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度は、初年度と同様に製造企業の開発と生産プロセスに関する実態把握調査を継続する。主として、日本の総合電機メーカーからの協力を得て同社の国際的な調査を実施する予定である(8月~9月を予定)。 引き続き中間成果発表も行う(6月にスイスで開催される22th EurOMA Conferenceで研究発表の予定)。ディスカッション・ペーパーと論文の執筆も予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
書籍注文の納品が遅れたため。
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次年度使用額の使用計画 |
該当書籍が納品され次第、使用する。
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