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2016 年度 実施状況報告書

在中国日系企業のリスク管理に関する調査・研究

研究課題

研究課題/領域番号 26380537
研究機関明治学院大学

研究代表者

大平 浩二  明治学院大学, 経済学部, 教授 (20152241)

研究分担者 董 光哲  江戸川大学, 社会学部, 教授 (50440178)
槇谷 正人  摂南大学, 経営学部, 教授 (80511097)
佐藤 成紀  明治学院大学, 経済学部, 教授 (90225954)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードリスクマネジメント / コーポレートガバナンス / 中華圏 / リスク要因 / 経営者の意思決定
研究実績の概要

今年度(平成28年度)の調査研究においての主要課題は、前年度においてなしえなかった、国内外の現地での調査である。
国内においては、前年度も調査をさせていただいたすてきナイスグループに引き続きインタビューを行った。当社の海外拠点は。ヨーロッパ、アメリカ、ニュージーランド、
インドネシア、そして韓国である。とりわけ韓国の釜山においては物流センターならびにプレカット工場を持っている。当社の戦略として、さらにプレカット用の新しい機械を導入予定であったが、今年(2017年、平成29年)に入ってからの、北朝鮮の軍事的動向や、それに対するアメリカならびに日韓の対応を巡って、不測の事態も考えられるとして導入を見合わせていることが分かった。このようないわば国際政治をめぐるリスク状況において、新しい戦略の延期が実際に取られていることがインタビューを通して分かった。
さらに、3月に台湾に調査に出かけた。周知のように、同国は大統領が交代し。親中国よりの大統領から、親米ないし親日よりの大統領に交代した。この辺の事情が進出する日系企業や在台湾の日系企業などにどのような影響を及ぼしているかの調査であった。ただ、時間的な制約があり、今回は現地の大学の研究者(台湾政治大学、東呉大学)らとの意見交換を行った。
本研究は、来年度にも延長が認められているので、上記日系企業の釜山の状況や、台湾さらに国内外の企業などへ調査を行い、まとめる予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当該年度(平成28年度)においては、内外の企業などへの調査を実施する計画であったが、国内1社海外2大学で、とりわけ海外での企業訪問ができなかった。
この点については、今年度(平成29年度)への延長が認められているので、韓国と台湾において行う予定である。

今後の研究の推進方策

上にも書いたように、今後(平成29年度)の調査研究の課題は、実地調査の充実である。国内数社、海外数社ならびにそれぞれ大学などの研究者との研究会も予定している。
さらに、それを踏まえて本調査研究の取りまとめを行いたい。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じたのは、(平成28年度)において、内外企業や研究機関への調査などが予定よりやや遅れたためである。当初は、内外それぞれ数社ならびにいくつかの大学などへの訪問を予定していたが、先方の都合、当方の時間的調整がつかず、やむなく次年度へ延長をお願いしたものである。

次年度使用額の使用計画

本年度(平成29年度)においては、上に書いたように、韓国と台湾での調査を行う予定であり、また国内企業へのインタビューを数社予定している。また、今までの取りまとめを行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] アジア進出日系企業のリスクマネジメントに関する考察(1)2016

    • 著者名/発表者名
      大平浩二、佐藤成紀、濱口幸弘
    • 雑誌名

      『研究所年報』(明治学院大学)

      巻: 33号 ページ: 11-15

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公開日: 2018-01-16  

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