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2017 年度 実績報告書

在中国日系企業のリスク管理に関する調査・研究

研究課題

研究課題/領域番号 26380537
研究機関明治学院大学

研究代表者

大平 浩二  明治学院大学, 経済学部, 教授 (20152241)

研究分担者 董 光哲  江戸川大学, 社会学部, 教授 (50440178)
槇谷 正人  東海大学, 政治経済学部, 教授 (80511097)
佐藤 成紀  明治学院大学, 経済学部, 教授 (90225954)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードリスク・マネジメント / 中華圏への進出リスク / リスク対応意識 / ガバナンス / 情報の非対称性
研究実績の概要

中華圏における日系企業への聞き取り調査とそこでの学識経験者へのインタビュー。並びに、日本企業へのインタビューであり、リスクを如何に捉えているかという意味で重要なものであると考えている。
国内では東証1部上場のA社(業種は小売・卸)への数度のインタビュー訪問を行った。当社は、中国、韓国はじめヨーロッパ、アメリカ、オーストリア、ニュージーランドそしてインドネシア等でも事業展開をしており、とくに北朝鮮問題で注目されていた韓国の事業においては、ソウルの事業を一端閉めることとした。さらに、釜山に工場をと物流センターを持っているが、これについては、物流基地としての重要性からのこすことに決めている。
さらに海外では、2017年11月1日から3日にかけて台湾を訪問し、1日には大華科技大学の李 右亭 教授を訪問。同教授と意見交換の後、同大学の李教授のスタッフとの研究会に出席した。台湾の最近の経済状況はじめ、中台関係からグローバル戦略におけるリスク管理について意見交換をした。11月2日の午前10時より、17時まで實践大学の羅 王魚媚教授を訪問。企業戦略の観点からのリスク管理について意見交換した。11月3日には、午前10時から12時、さらに14時から17時まで、大華科技大学の李右亭教授とともに、全元科技コンサルティングの代表である、呉 偉文氏を訪問し、日系企業を含む、アジアでのリスクマネジメントについて説明を受け、意見交換をした。現在、台湾の政権は親米・日であり中とは距離を置いている政権であることから、台湾自体が中国に対して極めて微妙な対策をとっていることが伺えた。
また、本年度においては数回にわたり研究会を行い、本テーマについて議論し理解を深めた。本年(2018年3月)に海外リスクに関わっての企業不祥事についての記事を作成した(『衆知』(2018.3-4号))今後は、学会報告を計画している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 企業不祥事はなくなることのない「人災」である2018

    • 著者名/発表者名
      大平浩二
    • 雑誌名

      衆知

      巻: 3-4 ページ: 20-25

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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