研究課題
基盤研究(C)
本研究では、地域中小企業の直接投資が国内の生産にとってプラスになるか、マイナスになるか、またそれを決める要因とは何かを明らかにした。その結果、プラスになる企業は、国内外で需要先が異なる、生産財や金属品・プレスを手掛けている。また、進出目的が国内生産の代替ではなく、市場・資源獲得型であることがわかった。このなかで需要先が異なる企業は海外事業が自立しており、これにより当該企業の経営者が国内事業に注力できる環境が整い、それが国内事業の好業績につながっていることが明らかになった。
中小企業論、国際経営論