研究課題/領域番号 |
26380560
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研究機関 | 文部科学省科学技術・学術政策研究所 |
研究代表者 |
七丈 直弘 文部科学省科学技術・学術政策研究所, 科学技術動向研究センター, 上席研究官 (30323489)
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研究分担者 |
馬場 靖憲 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (80238229)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | イノベーション / サイエンス産業 / 技術経営 / 多様性 |
研究実績の概要 |
研究を開始するにあたり、注目すべき研究テーマ(ライフイノベーション領域、先端マテリアルサイエンス領域、ロボティクス領域など)を特定するため、各種研究開発を先導する研究者をに対してヒアリングを行った。また、上記ヒアリングと並行し、文献書誌情報分析による注目すべき科学技術領域の選定を行った。総合的な分析の結果、ライフイノベーション領域、先端マテリアルサイエンス領域、ロボティクス領域という3領域の各々について複数の細領域が、より詳細な分析を行うべき領域の候補に残った。 また、RU11に参加する研究機関ごとの多様性、世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)での研究プロジェクト単位の多様性等について試行的な分析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究テーマの選定にあたり、文部科学省科学技術・学術政策研究所が行う「第10回科学技術予測調査」(研究代表者も調査に参画している)の成果を参考にしたため、単独で行うよりも、より広範な領域を対象として有望領域の調査を行うことが可能となったため、より多くの成果を得ることが可能となった。その反面、研究データの整理の着手は遅れているものの、最新の統計的手法を導入することで、より迅速に処理が行える公算である。
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今後の研究の推進方策 |
今後はライフイノベーション領域、先端マテリアルサイエンス領域、ロボティクス領域の中で有望であると考えられる複数の細領域を対象として、各種研究データの収集を行っていく。最も困難性の高い作業は論文データと特許データの突合作業であるが、これについては最新の統計的手法(深層学習等)を積極的に適用し、自動処理できる部分を拡大することで、当初の想定よりもより少ない期間・少ない労働量で実施したいと考えている。論文データと特許データの突合により得られたデータを基に、科学発展と組織間連携の関係について洞察していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究領域を確定させるための事前作業を優先的に実施したため、各種研究データの整理の作業が次年度以降に先送りになった。各種研究データの整理で利用する予定となっていたパソコンの年度内導入が見送られた結果次年度使用額が発生することとなった。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度に先送りとされた各種研究データの整理を実施するため、データ処理用のパソコンの導入を行う。
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