研究課題/領域番号 |
26380564
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
鶴見 裕之 横浜国立大学, 国際社会科学研究院, 准教授 (70581198)
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研究分担者 |
山岡 徹 横浜国立大学, 国際社会科学研究院, 教授 (80377085)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | マーケティング論 / ブランド論 / 組織論 / 国際情報交換 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は【組織構築に基づく強いブランドの開発プロセス】の構築にある。 強いブランドを生み出すためにはどのような組織が必要なのか?この問は企業経営における重要な問である。この問に対し、筆者らは本申請の準備段階において、ブランド力調査と組織調査の結果を横断的に分析した。結果、適切な組織・人事制度の導入が、強い企業ブランド力の醸成に繋がることを統計的に明らかにした。しかし当該のブランド力調査は企業ブランドを対象とし、製品ブランドについては議論が出来ないという課題を抱えている。そこで本研究では新たに企業・消費者調査を計画する。また調査設計に向け国内外企業へのヒアリング調査を実施する。最終的には調査結果に基づき「組織構築からはじまる強いブランドの開発プロセス」を提言する。 当該年度は次年度実施予定の国内外企業へのヒアリング調査、及び調査票開発の実施に向けてテキスト・マイニングの分析手法開発に注力してきた。ヒアリング調査で収集されるテキスト情報は調査票開発のベースとなる重要な情報源である。中山, 増田, 鶴見(2014)ではこのテキスト情報の内容分析を客観的かつ俯瞰的に実現する分析モデルを開発した。本論文では非負値行列因子分解を活用し、テキストにおけるトピックの変化を時系列的に把握する方法を提案した。この研究成果はヒアリング調査の結果を分析し、調査票開発をする次年度に実施されるの研究において、有効的に活用されると予想される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
来年度に実施予定のヒアリング調査、調査票開発に向けて、当該年度はテキスト・データの分析手法開発の他、ブランド・データと人事データの予備分析を行ってきた。これらの成果は来年度以降のヒアリング調査、調査票開発とその後の調査実施、分析に繋がるものであり、概ね順調に進展していると言える。
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今後の研究の推進方策 |
国内外企業のブランド・マネージャーや人事担当者を対象としたヒアリング調査を実施する。次にヒアリング調査に基づき製品ブランド力と組織の関連性を明らかにする調査票を開発する。その後当該調査を実施し、結果が集まり次第、共分散構造分析による分析を開始する。最終的には、一連の分析を完了させ、成果発信を行う。シンポジウムを開催し、研究者・実務家を交えて本研究成果について共有する。
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次年度使用額が生じた理由 |
テキストデータ分析手法が、ヒアリング調査によるテキストデータ収集の方法を規定するため実施順序を入替え、分析手法開発を先行して実施した。そのため、ヒアリング調査のための予算が使用されなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
実施順序を入替えため次年度にヒアリング調査のための予算を使用する。
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