本研究では日本でのOTC一般医薬品の広告キャンペーンでの著名人起用の現状と効果を、信用性理論に基づき調査・分析を行った。TV広告と該当製薬会社の商品ウェブサイトの定量性内容分析の結果に基づき医薬品広告刺激を作成し、オンライン上で一般消費者からデータ収集を実施した。 OTC医薬品広告の好感度はスポーツ選手やタレントよりも俳優・女優が起用される場合が最も高く、信用性の3要素の中でも魅力度と信頼度が広告・ブランド態度に影響を与える事が判明した。また、被験者にとっては俳優・女優は他の著名人の種類よりも自分からかけ離れている存在として認識されているが、同時に共感できると考えられていることが明らかになった。
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